テンバガーとは
テンバガーとは、買った株価から10倍以上に上昇する急成長株、大化け株のこと。アメリカの伝説的ファンドマネージャー、ピーター・リンチが、著書"One Up On Wall Street"で用いたことで広まりました。
アメリカ英語の俗語では、野球の「塁(ベース)base」のことを「バッグ bag」と言います。そして、二塁打「ツー・バガー two-bagger」のことをダブル、三塁打「スリー・バガー three-bagger」のことをトリプルと言うことから、野球ファンのピーター・リンチが、株価がダブル=2倍になる株をツー・バガー、トリプル=3倍になる株をスリー・バガー。
10塁打っていうのはないんですが(笑)その考えにのっとって、10倍になる株をテンバガーと表現したようです。10ドルで買った株が100ドルになったら、テンバガーだけど、同じ株を、あなたが買った時の株価が50ドルだったら、その株はあなたにとってはテンバガーではなく、ツーバガーです。
こちらが"One Up On Wall Street"の翻訳版。
英語では、10のbaggerなので、文法的には、10-bagger、ten-baggerですが、株用語として一般的に普及しているので、tenbaggerとひとつの単語として表記することもあります。
買った時より10倍になった株がテンバガーの定義なので、テンバガーのROI(Return On Investment:投資利益率)は、利益/当貸本 x 100で計算すると、1000%となります。
世界の誰もが知ってる有名企業の米国株テンバガー銘柄の例7銘柄
テンバガーって、ネッシーでも宝くじでもなく、ごろごろあるんですよね。米国株においては、テンバガーは珍しいものではない。
今から買っても遅いかもしれないけど、社名を見れば、テンバガーになる銘柄も、それは専門知識がなければ気づけないわっていうほど特殊なものじゃなく、自分もこれから出会えそうな気がしてくるのではないでしょうか。
アルファベット(ティッカー:GOOG/GOOGL)
業種:通信 本社はカリフォルニア州。サーチエンジンのGoogleとしてスタート。その後、子会社として設立したアルファベットの方を親会社として再編。ネット動画プラットフォームのYoutube等、テクノロジー、生命科学、投資キャピタル、研究といった多岐にわたる事業を所有する。
2004年8月19日の株式公開時には一株が85ドル。これまでに二度、株式分割をしている。
アップル(ティッカー:AAPL)
業種:テクノロジー iPhone、アップルコンピュータのメーカー
アマゾン(ティッカー:AMZ)
業種:一般消費財・サービス 書籍販売から始まったオンラインストア
フェイスブック(ティッカー:FB)
業種:コミュニケーション 実名あるいはビジネスアカウントで行われるSNS
ネットフリックス(ティッカー:NFLX)
業種:コミュニケーション 会員制オンライン動画サービス
テスラ(ティッカー:TSLA)
業種:一般消費財・サービス イーロン・マスク率いる電気自動車メーカー
ウォルマート(ティッカー:WMT)
業種:生活必需品 全米チェーン量販店
ドミノピザ(ティッカー:DPZ)
業種:生活必需品 全米ピザチェーン店
Visa ビザ(ティッカー:V)
業種:金融 クレジットカード
テンバガーどころじゃない驚き急成長3銘柄
コロナショックの市場全体の暴落があり、そこから復活しきれてないところもありますが、短期間に10倍どころか!これだけあがるところもあるんだ!という例として3銘柄あげておきます。
ルール―レモン(ティッカー:LULU)
業種:一般消費財・サービス カジュアル、エクササイズウェア・メーカー
ネクスター・メディア・グループ(ティッカー:NXST)
業種:コミュニケーション
ジャズ・ファーマシューティカルズ(ティッカー:JAZZ)
業種:ヘルスケア
テンバガーの例、まとめ
米国株、おそるべし。こうして見ると、テンバガーになる株って、すごい投資の専門家が目利きでみつけてくるような類ではなく、結構、広く世間に知られているビジネスを、ちょっとはやく知ってるだけでつかめるチャンスのような気がしました。
投資は元本が保証されないから危険という考え方もあるものの、いろいろ無駄遣いするお金があったら、宝くじ買うより米国株に投資した方がいいですね〜と、やっと株を始めた私は思います。